ＬＰ４枚組／クライバー／シュトラウス／歌劇「薔薇の騎士」／LLA-10167〜70

リヒャルト・シュトラウス
歌劇「薔薇の騎士」作品59(全曲)

1955年度フランス・ディスク (A.C.C.) 大賞受賞レコード

マルシャリン・・・マリア・ライニング
オクタヴィアン・・・セーナ・ユリナッチ
ゾフィー・・・ヒルデ・ギューデン
オックス男爵・・・ルートウィッヒ・ウェーバー
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
指揮：エーリッヒ・クライバー

作曲の経過
1902年の2月、オーストリアの劇作家・ホフマンシュタールはシュトラウスに手紙を送って、新しいオペラのための台本を三日間にわたって計画したと述べている。その手紙によれば、そのオペラは徹底した喜劇で、筋は変化があり、アクションはパントマイムのようにはっきりしたものである。あらゆること――抒情、冗談、ユーモア、さらに小さなバレエがその中に入っており、さらに二つの大役がある。すなわち一つの役はバリトンで他は「ファラー又はメリー・ガーデン風の」男装をしたかっこうのよい女性の役である。時と所はウィーンのマリア・テレサ女帝時代。
これが最初考想された「薔薇の騎士」である。ホフマンシュタールは当時これが完成され た形だと思ったが、その後シュトラウスからの注文によってかなり変更した。パリトンのオ ックス役はバスとなり、真の大役は、オクタヴィアンではなく結局マルシャリンにあてられることになった。またホフマンシュタールは初め「二時間半ぐらい、すなわち『ニュールンベルクの名歌手』の半分ぐらいの長さ」と考えたが今日の形では異常な長さを持つ大作になっている。

レコード盤は盤重量：213ｇ(４枚平均)でずっしりとした重みを感じます。楽しんで聴いていただける商品です。ジャケットに歴史を感じさせるそれなりの痛み(背表紙部分・写真参照)はあります。

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